【独占】【最新作】中年教師の私は、教え子の眩しい笑顔と見つめる眼差しに負けてしまって、何度も性行為を求めてしまった。 桜乃りの

レビュー

この作品は、正義や道徳を胸に教師として生きてきた男が、ひとりの生徒によって揺さぶられていく物語。56年間、真面目に規律を守り、家庭を築き、平穏な人生を歩んできたはずの主人公が、ある日「りの」という女子生徒と禁断の関係へと踏み込んでしまう。

作品全体を通して描かれるのは、教師としての自責と、禁断の果実を味わってしまった背徳感。その罪悪感と快楽がないまぜになり、やがて彼の中で抑えられない欲望へと変わっていく姿が生々しい。彼が「教師失格」と苦悩しながらも、少女の笑顔や制服に抗えず堕ちていく展開は、読んでいて胸を締め付けられるような感覚を与えてくれる。

印象的なのは、ただのスキャンダラスな行為にとどまらず、「正しさだけでは満たされない人生」というテーマを強く感じさせる点。倫理や常識を超えてしまった瞬間の高揚感と、その先にある抜け出せない快楽を描いた作品だといえる。

背徳感を味わいたい人にはたまらない一作だと思う。