★☆陰キャ同士の付き合う直前が一番エロいよね 最終話　どじろー

レビュー

これはもう、絵も内容も神。読み終えた瞬間、「我が生涯に一片の悔いなし」と言いたくなるほどの満足感でした。単なるエロ漫画の枠を超えて、青春ラブストーリーとしても完成度が高く、ストーリーとエロのバランスが奇跡的に両立しています。最初から最後までじっくり読ませる構成で、自然と感情移入でき、セックスシーンの熱量も申し分なし。

クライマックスは全裸での濃厚な絡み。肌と肌がぶつかり合う描写、溢れる吐息、汗と愛液が混ざる匂いまで感じられるリアルさは圧巻でした。名前を呼び合いながら絶頂に達するような甘さがあればさらに完璧でしたが、それでも十分に心とカラダを満たしてくれる内容です。

そしてラストのゲームをする二人の姿。そこにはあえてエロを入れず、深い結びつきと幸福感だけを残す構成が本当に素晴らしい。読後感がやさしく、でも熱はしっかり残っている。この作品のおかげで、夜は息子（意味深）が大活躍してくれました。

完結なのが惜しいほどですが、大学編や社会人編もぜひ見てみたいと思える二人でした。青春の甘酸っぱさとド直球のエロス、その両方を求めるなら、これは間違いなく“即買い”の一冊です。